「同意書」送付の経緯について

マンション専有部分の購入を希望する方が、マンション管理に関する深い知識を持つことによって、共用部分の管理状況を購入の判断基準とする傾向にあります。

この傾向に鑑み、当連合会は株式会社LIFULLと業務提携契約を締結し、管理状況が良好な物件(S評価またはA評価物件)について、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」に診断結果を掲載するサービスを開始する運びとなりました。 

当連合会の事業として行う「マンション管理適正化診断サービス」において、担当するマンション管理士は診断を実施する前に診断結果の第三者への開示に関する範囲など、当診断サービスに関する制度の趣旨を説明し、管理組合理事長の記名押印をいただいた指定の書面を受領したうえで、診断を実施いたします。

これまで実施を行った診断業務における書面においては第三者への開示の範囲に不動産・住宅情報サイト等へ診断結果を掲載する内容が含まれておりません。そのため、高評価を少しでも不動産価値に反映させることを目的として、ご案内書類と掲載への同意書の発送を行いました。

管理組合の皆様においては、突然書類を送付することとなり誠に恐縮ですが、送付書類にある掲載のイメージと、必要に応じて下記「よくある問い合わせ」をご参考にいただき、不動産・住宅情報サイトへの掲載についての同意について、ご検討をお願い申し上げます。

よくある問い合わせ

クリックすると問い合わせ例と回答が表示されます
1.「マンション管理適正化診断サービス」とは何ですか?

→「マンション管理適正化診断サービス」はマンション管理士が管理組合へ訪問し、管理組合におけるマンション管理の状況について国土交通省が示す「マンション管理適正化指針」などに照らし適切に行われているか、ヒアリングや書類を通じて評価を行い、管理組合へは「共用部分診断レポート」を通じて、よりよい管理のためのアドバイスをさせていただくことを目的としています。

2.診断の評価とは何ですか?

→所定の診断項目をマンション管理士が定められた基準で評価し、重要度を加味した配点基準によって採点します。その結果、60点以上と評価された管理組合は「全体的には良好な状態ですぐに改善を必要とはしない」評価として「S」を、30点以上60点未満と評価された管理組合は「一部改善項目があり、早い時期に改善をすることで良好な状態を維持できる」評価として「A」としています。

3.S評価、A評価の物件数は、いくら位ありますか?

→2019年12月31日までに診断の受付が行われ、診断が完了した管理組合のうち、S評価・A評価となったおよそ5,000管理組合へ今回の同意書を発送いたしました。

4.回答の期限が記載されていません。同意書の回答はいつまでに行えばよいですか?

→診断結果を掲載することを検討するうえでは、掲載後における管理組合内トラブルを回避するうえで管理組合内部の合意を行うことをお勧めします。合意を理事会、総会にて行うなど管理組合の考え方を最大限尊重する必要がありますので、その期間を考慮し回答期限を設けておりません。管理組合内の方針が確認され次第、「同意書」を送付してください。

5.掲載に際し、費用はかかりますか?

→掲載に関し、管理組合の費用は一切かかりません。

6.同封の書面でメリットは書かれていますが、デメリットはありませんか?

→物件の購入希望者にとって、購入を判断するための情報はより多い方が有利であり、購入希望者が診断評価に関する情報の掲載された物件を選択するようになると、管理が適切に行われていることが確認できる物件の資産価値(売買価格)が向上することが期待されます。したがって、デメリットの具体例はないものと思われますが、強いて示すとするならば、管理組合が良い管理をしているにもかかわらず、不動産評価に結びつかなくなるという点を挙げさせていただきます。

7.専有部分が売買された場合、「LIFULL HOME’S」が不動産仲介を行った場合にのみ診断結果が掲載されるのですか?

→(株)LIFULLが運営する不動産情報サイト(LIFULL HOME’S)は、物件を購入または賃貸を希望する方向けの不動産情報サイト運営会社で、同様の運営会社としては、別に数社あります。一般の不動産業者は、LIFULL HOME’Sをはじめとした不動産情報サイト運営会社のうち、ひとつまたは複数と提携し、取引の対象となる物件の情報を流通させております。
LIFULL HOME’Sへ「マンション管理適正化診断サービス」診断結果が開示される条件は、対象の管理組合さまが「マンション管理適正化診断サービス」の診断を実施し、「S」評価または「A」評価であり、対象管理組合さまにおける専有部分が売買に出されたことが前提となります。
そのうえで、売買の窓口となった不動産業者が(株)LIFULLが運営する不動産情報サイトの登録に関する業務提携契約を結んでおり、その物件紹介に関する情報の掲載指示を(株)LIFULLへ行われた場合、LIFULL HOME’Sへ「マンション管理適正化診断サービス」診断結果が掲載されることとなります。

8.不動産・住宅情報サイト等への掲載はいつ頃行われますか?

→2020年4月頃を予定しておりますが、同意書が返送される状況によって掲載が遅れる可能性はあります。

9.LIFULL HOMEのホームページ上での掲載イメージに関するパンフレットが同封されていましたが、どこまでの情報をどのように掲載するのですか?

→掲載は、評価の概要と評価に関する詳細を閲覧することができる予定です。掲載のイメージにおける「詳細を見る」欄には、評価項目における概要が記載されておりますが、個別具体的な状況を記載する予定はありません。例えば、「4 給排水管の維持管理」における「望ましい」状況に関する詳細は、「給排水管の取替え工事等を実施している、もしくは長期修繕計画において適切な時期に給水管の工事が予定されている。」となります。

10.掲載される具体的内容は同意を行う前に確認できますか?

→掲載する内容を個別具体的に確認することはできません。
同封パンフレットにある掲載のイメージをご参考にご検討をお願いいたします。または、掲載が開始された後の情報をご確認のうえ、掲載の可否をご検討ください。

11.S評価と診断されました。今後、建物の経年に関わらず掲載がS評価のまま掲載されますか?

→診断評価の有効期間は診断実施後5年間(2016年以前に診断を実施している一部の管理組合は3年間)です。有効期間が経過した管理組合に関する情報はいったん掲載から外され、再診断が行われたのちその評価が「S」「A」評価であった場合、診断実施後概ね2か月後までに再度再診断の評価が掲載されます。

12.同封されたパンフレットがS評価のイメージ図ですが、A評価のイメージはどのようになりますか?

→診断項目別の評価は、「望ましい」「標準的」「改善の余地あり」「診断対象外」4種類の項目でおおまかに掲載されます。「A」評価の管理組合は「S」評価の管理組合と比較して「望ましい」項目以外の評価が幾分多いものとお考え下さい。

13.診断を実施したのち、様々な改善を行いました。改善された内容は反映されませんか?

→不動産・住宅情報サイトへの掲載は、診断が実施された結果に基づいて行われます。診断評価の有効期間は診断実施後5年間(2016年以前に診断を実施している一部の管理組合は3年間)であり、有効期間内の再診断は原則として行うことができません。再診断が行えるか否かは改善した内容によって異なりますので、診断を実施したマンション管理士へご相談ください。

14.掲載内容の加筆・削除・訂正・修正の要請をした場合、対応してもらえますか?

→掲載内容は診断を行った評価に基づいて行われますので、掲載内容は診断結果の情報に誤りがあった場合にのみ訂正が行われます。したがって、診断結果とは異なる形での加筆・削除・修正は管理組合の意向によって行うことができないものとお考え下さい。

15.掲載の同意を行う予定ですが、事情が変わり掲載を中止することはできますか?

→掲載の同意(不同意)においては日本マンション管理士会連合会が用意する書式を使用し、日本マンション管理士会連合会事務局へ書面をメール、または郵送にて送付してください。書面受領後概ね2ヵ月後までに不動産・住宅情報サイトへの掲載を開始(停止)します。

16.同意書の中で、「不動産・住宅情報サイト等への診断結果・・・」とあるが、等は何を指しますか?

→今回不動産・住宅情報サイトへ掲載を予定する媒体は、(株)LIFULLが運営する「LIFULL HOME’S」に限定されます。「等」とは、不動産物件の購入希望者が購入の参考とする媒体一般であり、その他の不動産・住宅情報サイトへ掲載することは含まれます。その一方で、特定の管理組合における評価を報道の目的のためマスコミ等へ提供するなど、目的の範囲を逸脱した情報の提供は予定しておりません。

17.今回の同意に伴って使用された情報が第三者や目的外利用された場合の責任体制は、どうなっていますか?

→マンションのお部屋や共用部分と一体となって評価されなければなりませんので、購入を考えている第三者の方が利用する目的です。それ以外での目的外利用という想定はありませんが、日本マンション管理士会連合会が目的外利用をした場合には同連合会が責任をとることとなります。なお、マンションの管理状況に関する情報は、個人情報保護法における「個人情報」とは異なった位置付けとなります。

18.診断を実施した際の結果(診断レポート)が手元にありません。再送することはできますか?

→診断レポートは、診断を担当したマンション管理士が管理しています。診断当時の理事長、または管理会社、「マンションドクター火災保険」の保険説明を行った保険代理店へ担当マンション管理士の連絡先を確認し、マンション管理士へ診断レポートの再発行を依頼してください。

関連資料

「マンション管理適正化診断サービス」診断結果掲載に関するご案内(2020年2月)

「マンション管理適正化診断サービス」診断結果掲載のご案内(パンフレット)

関連リンク

(株)LIFULLとの業務提携に関するお知らせ